ラディアンテイル 感想(ネタバレなし)

乙女ゲーム

ラディアンテイルをプレイし終えました~!

公式サイトのブログで「楽しいし可愛いし明るいけどシリアスもしたいしでもハッピーに終わりたい!」と紹介されていた本作。エンディングはHappy EndとNormal Endの2種類、Bad Endはなし、「全ルート、もれなくしっかりハッピーエンドです」とのことから、ハッピーエンドが好きな私はこのゲームの購入を決定。

その後、怒涛の新作ゲームラッシュの情報に埋もれて私の中での印象がすっかり薄れてしまってしまっていたのですが(失礼)、予想以上に心をもっていかれました。

共通ルートが単なる状況説明ではなく、スマホゲームのイベントを何回か連続でプレイするような感じで新鮮でした。”トラブルまみれの旅が今、始まるー”という宣伝から想像できる通り、各都市を旅する話ですが、テンポ良く意味深発言などの伏線(というよりフラグ?)がばら撒かれていき、はっぴ~はっぴ~♪な気持ちでプレイしていた雑魚プレーヤー私も共通ルートを終えた時には、

ちょっと待てこれ個別入ったら重いやつ。(さすがに気づいた。雑魚プレーヤーだけど。2回言ったけど。)

これ、”トラブル”っていうレベルじゃないよね??問題が深刻(っぽい雰囲気)すぎる。

そこからはハッピーエンドが待っていると信じて、途中しばしば涙ぐみながら個別ルートを突き進んでいき、、、プレイ前に一瞬でもふわっふわすぎてちゃらんぽらんな話&主人公だったらどうしようって疑っててすみませんでしたーーー!!って土下座したくなるぐらい真面目な話で、しっかりとした主人公でした。重みを受け止めつつのしっかりとしたハッピーエンドに満足です。

また、ゲームの隅から隅までしっかりと世界観が作りこまれていて、共通ルート周回も楽しめました。初回は共通ルート長いな~という印象だったのですが、周回するうちに一途プレイ推奨に納得できたり、最後の攻略対象に行く前にあえて脇道に逸れてみるとなるほど~なシナリオがあったり、ゲームならではの徐々に真相への近づく感じが好きな私には楽しかったです。なお、途中まで十字キーの選択肢スキップに気付かず、、もっと早く気づきたかった。

そしてなんといっても絵がキレイ。すごく綺麗。全員イケメン!!!見惚れます。良くも悪くも、ティファリアちゃん絶対顔で惚れたでしょ?という脳内補完が気づいたら私の中で出来上がっていました。だって、こんなイケメンたちと四六時中過ごしていて惚れないわけがない。といったところで各キャラクター&個別ルートの感想を。

以下、シナリオのネタバレがないように注意して書いておりますが、念のため1mmもネタバレNGという方はブラウザバックを推奨します。大丈夫な方はスクロールお願いします。

当方が攻略した順に書いています。徐々に真相に近づきたかったので、ラディとヴィリオの二人は後に回しました。確かに実際やってみて、他3人は真相との関連ではあまり差がない印象でした。

イーオン(人間)

肉体的に強くて、いかつい顔して、でも料理ができるはポイント高し。そして二人称はあなたという中身は紳士。個別ルート入ってすぐの瞬間から甘~いシーンがありましたが、当然それで終わるはずはなく、やっぱりそういう展開になりますよねぇぇぇーーーってやつでした。好意を(ほぼ)自覚してから表明してくれるまでが長いタラシなキャラが多かった中、そのステップは比較的スパっと進んでくれたのが男らしくて格好いい。

ザフォラ(人間)

ツンデレ。普段は二人称はお前という基本上から目線なのにクラウン担当。もはや二重人格ばりの笑顔に思わずプレーヤーの私も笑顔(そこ?)。ツンツンしつつも比較的早い段階から周囲の人をちゃんと頼ってくれる、社会的順応力が高いツンデレ。仕事ができるツンデレ。社交的なツンデレ。はい、大好物です!ザフォラルートの舞台は不要不急の外出自粛が敷かれている街ですが、この社会風刺ですかと言いたくなるシュールさと甘酸っぱいシナリオがすっっっごく好みでした。

パスハリア(人間)

ラディとともに、共通ルートの段階からどうしたいきなり好感度MAXかと思ったほど甘々でした。しかし、いざ恋愛となるとなかなか踏み込んでくれず。ゲームを進めていくと、泣きたくなるほどの事情が明らかになっていき、しんみりとした気持ちでプレイしていましたが「ティファリアとパスハリア」を噛まずに言える声優さんすごい!と、ゲームを止めて一人で復唱して案の定「はすふぁりあ」になったことが思い出になるぐらい、二人の愛の深さについて行けなかった…。情熱的な恋がお好みの方はどうぞ!

ラディ(幻獣)

共通ルート開始5分で落とされました(それは言い過ぎ)。だって、今までもこれからもずっと傍で守っていてやるぜ的なモフモフが、変身、顔、イケメン(なぜか片言)。これは来る、わかっていても、ギャップ萌え(なぜか五七五)。しかしそう簡単にはいかせてくれない、共通ルートの段階から好感度MAXかと思いきや、いざ恋愛となると以下略。辛いしもどかしいけど幸せが訪れると信じてなんとか耐えて耐えて最後やっとこさ良かったねと感無量!!良い人しかいないんかこのゲームは!(人間じゃなくて幻獣だよ)

ヴィリオ(幻獣)

二人称はアンタという元気の塊。ラストのスチルでもアンタだった。何事にも全力で明るく前向きだけど、いざ恋愛となると以下略。正直そろそろ殴りたいななどと思いつつ、でもその状況だとそうなるよなぁと共感もしつつ、終始涙目のまま一気にプレイしました。だってもう泣くしか。王道だけど話の続きが気になって仕方なくて。そうしてやっと辿り着いたハッピーエンドにはすっかり心をもっていかれました!というかハッピーエンド以外受け付けられない。幸せになってほしい。

本当に画面の細部まで美しく作りこまれていてファンタジーの世界観を堪能できました。ハッピーが全身に沁みて満足、、、!!というわけで、どんなゲームだったかをひと言でまとめると、「めっちゃリアン格好いい攻略したかった。」です。

以上