9 R.I.P 感想

乙女ゲーム

PVからオカルト系な雰囲気が漂っていて楽しみにしてました!オカルト系に詳しいってほどでも無いですが、そういう雰囲気の作品は好きでついつい手が伸びちゃいます♡

勝手にあらすじをまとめるとこんな感じ

主人公は高校2年生。そろそろ進路を決めないといけないが、頭に浮かぶのは母親の期待ばかり。自分が本当にやりたいこととは…?悩む主人公には、ある日神隠しに遭ったり、気づいたら幽霊になっていたり、地獄にいたり、妖が見えるようになっていたりと不思議な現象が起こる。学校の怪談編、都市伝説編、異世界編、妖編、それぞれの異世界で出会った人々(?)に助けられ、彼らと接していくうちに主人公の気持ちは変化していく。果たして最後に主人公は何を選択するのか?

当方はネタバレを踏まないように最大限留意してこの感想を掲載しておりますが、あくまで主観による判断なので改めてネタバレがご心配な方は引き返すようお願いします

絵や画面が綺麗で音楽も合っていてオカルト&ホラーな雰囲気が良い感じでした。この雰囲気好きです!!実際ホラーかと言われると学校の怪談編以外はそんなでも無いですし、そもそもそこまで怖くなかったですが。学校の怪談編は、あ~あいつ来そう来そうみたいなホラー感があったのでせっかくなのでSwitchでテレビの大画面でやってみましたが雰囲気出てて面白かったです。主人公の顔表示がなかったので主人公なりきり視点で楽しめました。ただ、ホラーなUIの代償として「はい」「いいえ」の選択が見えにくくて、何も選択していないつもりで「いいえ」をずっと押して画面進まないなぁなんて間抜けなことをやってました笑

主人公が高校生ということで、とっくに成人済みの私としては主人公に共感できるのか心配でしたが、自分がやりたいこととやるべきこと、その手の悩みは何歳になっても尽きないもので、思っていたより共感しやすく、話にスッと入れたのも良かったです。

主人公紹介
逸色珠沙

優しく人への気遣いに溢れる良い子。高校生で家事分担をこなすしっかり者。えらい、偉すぎる。ホラー展開だったり話の展開のためには安全地帯にばかり居られないので仕方がないですが、えっ、そこでそっち行くんだ!?その選択怖くない?そこで外に出るのメンタル強っ!と思わされることが時々あったのはご愛嬌。全体的にはストレスフリーでした。喋り方が~しなきゃなの。~かもなんです。というのがちょっと慣れなかった(年齢かな)。

個別ルート感想
紅華(CV増田俊樹)

序盤からとろとろに甘くてびっくりした。付き合う前からもうこれ付き合ってるで良くね?みたいな。甘いというか、一挙手一投足に毎回すごい持ち上げてくれて逆に怖いぐらい。と思ったら天然でそれをやっているだと…?私は褒められすぎて恥ずかしくなってAボタン連打してましたw

響(CV土岐隼一)

見るからにヤバそう奴なんですけどこの先どうなるの…と思っていたら、少しずつ明かされた彼のエピソードの各要素にこれがなかなかに共感できてしまって。(病んでないですよ?) そして響くんの成長っぷり。もはや別の世界線をプレイするとこの成長した響くんがいないのかと思うと心残り。

香羊(CV鈴木崚汰)

「救われたって……。何もできていないだろ」って台詞に演技込みで落ちた超序盤。なにこの優しさとクールさの葛藤の詰め合わせ。星絆との絡みのストーリー込みで好きだなぁ。推しっす。でもぶっきらぼうな感じは序盤だけで、個別ルートに入る頃にはデレデレすぎて正直あなた誰…(; ・`д・´)でも好き。

星絆(CV柿原徹也)

これぞアイドルと思いきや、それ以上にただただ思いやりに溢れた良い人やん!アイドルとの付き合いというより、同じ高校のイケメンな先輩とのお付き合いみたいな雰囲気にニマニマしちゃう。彼の生前エピソードも、そりゃその状況だったらそう思うわなって切ない…

魅ナミ(CV岡本信彦)

悪魔なので初対面ツンデレどころの騒ぎではなくて生死に関わる問題として好感度ばかりを気にしていられないハラハラドキドキルートでした。しかしストーリーが進むにつれてどんどんかわいくなっていく!純粋さと、葛藤と、愛の振り切れっぷりに一番乙女ゲームさせてもらった気がする!

聖ヤ(CV立花慎之介)

キャラよキャラ。これ、恋愛体質という単語で片づけて良いんか?笑 仕事中はあんなに理路整然と話し、地獄の大看守の仕事をテキパキこなすのに何この狂ったギャップ!!甘くてドロドロだけどなんか笑ってしまう不思議な取り合わせで面白かったです。

幸麿(CVKEEN)

人懐っこい座敷童(見習い)。ふざけて狐春に窘められるシーンが多いけれど、主人公を助けるときの動きやアドバイスたるやもう完璧。でも幸麿も褒めすぎぐらい何をやっても褒めてくれるので恥ずかしかった…。座敷童の世界観が面白かったのと、食リポ、これ製作者遊んでない?笑

狐春(CV阿座上洋平)

右目が疼く(※嘘です)コックリさん。ボケボケな幸麿に対して現代社会に適応した常識的な対応をしてくれてつい頼りたくなるツンデレさんでした!!ストーリーが進むにつれて幸麿とは路線は違えど負けず劣らずオーバーな愛情表現かつ過保護なところがちょっと笑ってしまう。ツンがだんだん怪しくなってるスーパー優しい狐春に萌え。登場したときからずっと萌えなんですけど!

隠しルート

もう可愛くて終始ぽかぽかしてた。愛がずっしり重いけどあまりにも愛を連呼されるお陰で軽くも感じる。終わりとしては気持ちよく終えられました~(*´ω`*)

人外との恋ということで、となると、これ最後どうなるの?という話があるわけで。そして最後どうなるの?にしっかりと尺が割かれた結果、両想いまでの尺が短くて、お互い好きになるのがめっちゃ早い…!主人公にチート設定のようなものがあったり物語として違和感はありませんでしたが、恋が実るまでの甘酸っぱさが好物な私はその辺は正直ちょっと物足りなかったです。でもストーリー展開がどうなるのか想像がつかなかったり、キャラ同士の掛け合いが面白かったり、全ルートそれぞれに楽しませていただきました。それぞれの異世界(?)で登場する攻略対象同士に絆っぽいものが垣間見えて、そういうの好物なのでそこ良かったです~。また、各異世界の共通部分が物語の世界観の説明という感じではなくどんどん物語が進んでいってゲームのテンポが良かったです。特に都市伝説編の共通シナリオはお気に入りです!もはやそこが推しルートです!!

それでは、私にはどっちがハッピーエンドでどっちがメリバかわからないルートもあったので、この手のハッピーエンドも奥が深いな、、、なんて考えつつ、さようなら~。

以上